【初心者さん向け】刺しゅうにおすすめの布はどんなもの?

刺しゅうの基本
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刺繍を始めたいと思ったけれど、まずどんな布を用意すればいいのかわからない…そんな方にぜひ読んでいただきたいと思います。初めての方にも使いやすくて刺しやすい、そして安価で手に入りやすいおすすめの布などをご紹介いたします。

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初心者さん向け、刺繍しやすいのはこんな布

  • 布目がほどよい細かさ
  • 布目がそろっている
  • ほどよい厚さ
  • チャコペーパーで下絵がきっちりうつるもの
  • 布の色味が白っぽい布
  • 伸び縮みしない 布

一つずつ説明しますね。

ツイルの布
これはツイル。斜めに線が見えりのが特徴。

布目がほどよい細かさ

布目というのは、布の縦の糸と横の糸で作られている織り目の事です。

例えば毛糸のような太い糸で作られている場合、布目は大きくなるので粗いという事になります。

刺繍をするにはほどよい細かさの布目のものが刺しやすく、仕上がりも綺麗になります。

ぱっと目で見て、織り目の隙間がはっきり空いて見えるものは細かい刺繍には向いていません。

布目がそろっている

上でも説明したとおり、布目とは縦の糸と横の糸で作られている織り目の事です。この織り目がふぞろいなものは刺繍しづらいです。きれいに縦と横に直角になっているものが良いです。もしも織り目が斜めになっている場合はアイロンをかけると戻る場合があります。

ほどよい厚さ

厚すぎず、薄すぎず、適度な厚さと柔らかさの物が刺繍に向いています。

薄すぎる場合

例えばガーゼのような薄くて柔らかい布だと、刺繍をしていると刺しゅう糸が布を引っ張ってしまい、布がよれたりひきつったりしてしまう事があります。

すこし刺しづらさがあるので、ガーゼに刺繍をするのは慣れてきてからの方がおすすめです。薄くて柔らかすぎる布の場合は、裏に接着芯を貼ると刺繍がしやすくなります。

オーガンジーの布
オーガンジーも薄いけど、ハリがあるのでガーゼよりは刺しやすい。アクセサリー作りによく使います。

厚すぎる場合

例えばデニム(ここでは固くて厚いデニムを指します)のような固くて厚い布の場合、刺しゅう糸を引っ張って布がひきつる事はないのですが、布が固すぎて針を通すのに力が必要です。最初はストレスなく刺繍を進めていきたいので、こちらの慣れてからの方が良いと思います。薄いデニムなら大丈夫です。

チャコペーパーで下絵がきっちりうつる布

下絵がうつらなくても刺繍する方法はたくさんあります。ただ最初はきちんと下絵がはっきり見えたほうが刺しやすいです。

下絵がうつりやすい布は、表面が滑らかな布です。

※うつりにくい布は両面がふわふわしているフェルトや、表面がでこぼこしているツイードなど。

布の色味が白っぽいもの

線画のような、まわりの線を刺繍するのであれば問題ないのですが、中を埋める刺繍の場合、白い糸で埋めるのは大変で、黒い糸で埋めるのは簡単という不思議な法則があります。

特に黒い布の上に白い刺しゅう糸で中を埋めるタイプの刺繍をしようと思うと、刺しても刺しても布の黒が見えてしまい、なかなか埋める事が出来ません。

初心者さんは淡い色の布を選んでおけば、白でも黒でも埋めやすく簡単です。

シーチングの布
これはシーチング。白なのでとっても使いやすいです。

伸び縮みしない布

ストレッチ素材の布は伸び縮みが良すぎるため刺しゅう糸でひきつったり、出来上がりがシワになってしまったりします。最初はやめて、慣れてきたらチャレンジしてください。

刺繍しにくいのはこんな布

上で説明したものの反対のタイプの布ですね。

具体的にはこんな感じの布です。

  • クロスステッチ用の布(もちろんクロスステッチには向いています)
  • やわらかくてふにゃふにゃのガーゼ
  • 分厚いデニム
  • ツイード
  • ジャージ素材

刺繍を刺せないわけではありません。最初は難しいので、慣れたらチャレンジしてみてくださいね。

これはクロスステッチ用の布

初心者さんに1番おすすめしたい布

ではいよいよおすすめの布のご紹介です。

私が一番おすすめしたい布は

「ツイル」と言う布です。

ほどよい厚さで布目がそろってて、とても刺しやすいです。

透け感もないので、裏で糸が渡ってしまっても表からは裏糸が見えにくいのも嬉しい!

初心者さんにはとても使いやすい布だと思います。

ほどよい厚さがあるので、枠にはめても布がよれたりしないので、きれいに刺繍する事が出来ます。

基本的には無地の物が多いです。色は結構たくさんあるので好きな色をえらべます。

厚さもほどよいので、ポーチや巾着などの袋小物にも向いていると思います。

ツイルの布
すべてツイルです。色も豊富!

楽天にもあります。

初心者さんに2番目におすすめの布

次におすすめなのは

「シーチング」と言う布です。

ツイルに比べるとだいぶ薄いです。

シーツみたいな感じの布です。名前も同じだね。

シーチングはツイルに比べると薄いので裏糸が見えやすいのと、刺繍枠にはめたとき、
きちんと整えないとゆがんだりしやすいですが、とにかく色柄がたくさんあります。

水玉とかスプライトとか、ツイルに比べると色の種類もたくさんありますね!(使い勝手がよいのでよく売れるのかな?)

好きな柄を選びたいときはシーチングをよく使います。

あと、ランチョンマットや、コースターなどにするのにもこのくらいの薄さがいいのかなーと思います。

それからアクセサリーなどにして、折り込んだりする場合も、
ツイルだと厚みがでてごわごわしてしまうので、シーチングを使う事もあります。

ツイルより安価で手に入れる事ができます。ツイルもそんなに高くないんだけど、シーチングはお値段がお手頃でたくさん買えちゃいます。

シーチング
こちらはすべてシーチング。可愛い柄もたくさんあるよ。

楽天にもあります。

自分の好みの布を探してみてね

ツイルとシーチングをご紹介しました。どちらの布も、布やさんには必ずあるものなので、簡単に手に入るのがさらに嬉しいポイントです。インターネットでも販売されています。

布には本当にいろんな種類があって、私にもよくわからないものもたくさんあるのですが、お好みの色や手触りや刺繍をしてみたい布など、ぜひ布屋さんで探してみてください。見ているだけでも楽しくて好きです!

あと、今回刺しにくい布もご紹介しましたが、刺繍が刺せないわけではなく、最初はストレスのない布がおすすめだよーという事なので、慣れてきたらいろんな布に挑戦してみてください。

フェルトは下絵がうつしにくいのですが、こちらの方法を使えばフェルトもおすすめです。

↓フェルトに写す方法研究しました

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